🍂後藤精弥ホーンとゴトウユニット純A級DCパワーアンプで精密調音する唯一の むさしのふぉん🍂ブランド露出を増やすのが産業界の定法な現代に「むさしのふぉん」は正反対の道を歩みます... 販売代理店や商社を経由しない恩恵が貴兄にはあります~武蔵野譜音は美しい{自然派芸術主義}ジャポニスムテイストを活かした製品を創ります.....色彩はハーモニー、デザインはメロディ、 立体感はリズム...数あるオーディオメーカーの中でも、鶴が舞うかのようなたおやかな曲線美的彩色音と爆裂する雷鳴音を具象化したのは唯ひとつ武蔵野譜音/武蔵野音響/だけです。武蔵野譜音は低コストで横並びな企画量産・没個性品をマスコミ広告で喧伝訴求する商業モダニズムの道は歩みません~

画像: 武蔵野フォンDCサーボ式MCカートリッジ用ヘッドアンプのリスニングレポートいただきました。

武蔵野フォンDCサーボ式MCカートリッジ用ヘッドアンプのリスニングレポートいただきました。

2015年11月12日

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武蔵野フォンDCサーボ式MCカートリッジ用ヘッドアンプのリスニングレポートいただきました。

マニアの間で話題になっている日立金属(株)が開発したファインメットを採用した某社製昇圧トランス(313,200円)と、元大学教授の先生が主宰されるアンプ専門メーカーのヘッドアンプ(特許回路〈167,832円〉電源別売)と、我が<武蔵野譜音>DCサーボ式ヘッドアンプとの比較試聴記です。

武蔵野譜音主宰者(私)としても、ラジオ技術誌に掲載され、録音評やシンフォニーホールでのコンサート評論もされている氏のアンプ(ウ○トリバー)と、どのくらいの違いがあるのか・・・に、とても関心がありました。

氏(元大学教授の先生)のアンプの解説には下記のよぅな文言があります。〈抜粋)
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高周波に於ける動作が安定で、特許技術との相乗効果によって、ピアノやホルンなどの再生に付き纏う異常音が殆どなく、耳に優しいアンプに仕上がっています。そういう意味では真空管アンプに慣れた方にも十分にご満足頂けるものと思います。

これこそ究極のサウンドであり、 クオリティを十二分に満たしています。際どい録音も難なくこなすことに長けており再生に 問題の多かったLPも自然な感じで再生できます。

嫌な音がない分、耳に優しく響きますが、 繊細感、空気感も備わっており、出るべき時は豊かな中低音を伴って分厚い音を再生します。 30年以上に及ぶ長い研究が結実した究極のステレオアンプと言えるでしょう。
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・・・、とぃうことは、正にノンカラーレイションで超フラット、低歪なサウンドを目指しておられるようです。 これは武蔵野フォンのアンプと同じ考え方の方向ではあります。 しかしながら、レポートいただいたお客様の感想では興味深い結論となっています。
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さいたま市にお住まいのFT様より、比較リスニングレポートを戴きました。

   以下、FTさまのレポート。 ( )内の一部は説明補足のため加筆。

・左上画像の武蔵野フォンDCサーボ式MCカートリッジ用ヘッドアンプ・

>まず、全体的な印象ですが、丁寧に作り込まれた音といった感じです。

おそらく設計者として、再生したい音のイメージが明確にあって、そのフレーム内で破綻させず、歪ませず、バランス良く再生させることを意図して設計されているのではと推測しました。

どのジャンルの音楽を聴いても、特定の楽器や帯域が出しゃばることなく均一に響いてきます。

正しい使い方(言い回し)かどうかわかりませんが、フラットとはこういうことを言うのかなと思いました。

ジャズ鑑賞の方にご好評とのことですが、小生にはむしろ幅広いジャンルを聴き、ささくれ立った音を一切出さず、且つ、長時間聴き疲れしない音を求めている方には最適の1台と感じました。

次に○シックオーディオのファインメット昇圧トランス(313,200円)との比較です。

トランスはヘッドアンプと比較して情報が少ないと言われる一方で、S/Nはヘッドアンプより優れていると言われますが、

(武蔵野フォンヘッドアンプは)トランスに較べても、S/Nに関して全く遜色はありません。

音の印象ですが、ファインメットトランスの方は情報量が限られているなか、我慢できずに前に音が噴出したような、結果力感があるとう鳴り方です。

武蔵野フォンはゆとりを持って(伸び伸びと)ワイドレンジに鳴っています。その分、トランスと比較して勢いは劣るような印象です。

でも(他社製品と違って)聴き疲れしない。ここが好みの分かれ目になると思われます。

次にウ○トリバーのヘッドアンプ(167,832円)との比較です(ちなみに別躯体・別売の安定化電源になります)。

たとえて言うと、“動”のウ○ストリバー、“静”のむさしのフォン、あるいは“生”のウ○ストリバー、“薄化粧”の武蔵野フォンといったところでしょうか。

ウ○トリバーは良い音も悪い音もソフトに吹きこまれている音は全て出してやろう、気持ちよく聴ける音のフレームを飛び出しても少々は構うもんか!という鳴り方でしょうか。

武蔵野フォンはヘッドアンプでその辺りを整理して、どんなソフトも気持ち良く聴かせてやろうという鳴り方とでも言いましょうか。

日本人がパーツを厳選して、配線にも最大限配慮した、万人受けする、日本の匠による音づくりといった印象です。

同じヘッドアンプなので似たような音がするかもしれないと思っていましたが、個性が真っ二つに割れました。

3機種を比較すると、むさしのフォンが最も個性的に鳴り、ファインメットトランスとウ○ストリバーの音は傾向が似ている感じです。

でも、出てくる音はむさしのフォンが平準的な印象なのです。ここのところは面白いです。比較試聴ならではの感想になります。

(平準の意味とは? ① 水準器で測って平らにすること。 ② 物事の不均衡や格差をなくし、公平な 状態にすること。 凸凹をなくすこと)

デザインですが、一目で武蔵野フォンと分かる印象的な美しい〈和の自然植物素材〉デザイン。素晴らしいと思います。

日本の大手メーカーの物は皆同じデザインで個性がないと言われて久しいですが、このように個性的なデザインを貴社のようなところからどんどん発表してもらいと思います。

オーディオは嗜好品なので、インテリアとしても通用するものであって欲しいと常々感じております。

今後はカートリッジのメンテナンスが必要になってくると思いますので、その折は宜しくお願い致します。

参考までに、今回の試聴に使用したソフトを記します。

さだまさし 「帰去来」、「夢供養」、「うつろひ」

ケニー・ドリュー(ジャズ ピアノトリオ) 「ダークビューティー」

モーツァルト 交響曲第29番 ダニエル・バレンボイム指揮 イングリッシュ・チェンバー・オーケストラ演奏

---------------  以下、主宰者記 --------------------

・私は、鼓膜を劈(つんざ)く歪んだ音、不協和音、色艶を失った音(ね)を嫌います。 そして音階の不鮮明な音(ね)の動きにも耐えられません。 鈍ったヌケの悪さにも耐えられません。 この耐えられなさの度合いの強さは病的でさえありましょう。

・武蔵野譜音DCサーボ式ヘッドアンプは、超フラットサウンドに徹底しています。その理由はMCカートリッジの個性を最大限に伝送するには、バンドパスフィルターやコンプレッサー、そしてエクスパンダーであってはならないとの考え方に基づきます。

マルチマイク&マルチチャンネル録音のバランスのように人為的に演出を加え、強調突出させたスタジオ的バランスを得ようとするのではなく、ワンポイントマイク&(ノンミキシング)ダイレクト録音の自然でアコーステイックな演奏会場でのサウンド再生バランスを大切にしています。

(バランスを人為的に強調突出させたサウンドバランスとは? 伴奏楽器が主奏楽器と同じ音量で鳴り、主客同列になってしまうこと・例えばウッドベースがピアノやドラムスと同音量レベルで聴こえる等、実際の演奏では有り得ない事や、ステージの奥行き感や拡がり感が欠損したもの〉

・武蔵野譜音DCサーボ式ヘッドアンプは、演奏会場の空気の揺らぎをも再生します。 カートリッジ出力信号を受けてヘッドアンプで最終的に増幅するまで、一切のカップリングコンデンサーが直結されていません。 

他の昇圧トランスや他のヘッドアンプでは聴き取れない、体感することの出来ない風圧感の再現、臨場感はDCサーボ式ヘッドアンプの独壇場でありましょう。

・線材にはメッキではなぃ純カラット貴金属を採用。 初段部は最短の立体配線構造モジュール。 音質にも特有の癖を加え、接点不良をも起こすコネクターの全面排除、電圧が変動しない余裕ある定電圧電源部..等々.その他の特長は公表すると安易に他社にマネされるのでヒミツです。

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大阪 豊中市 AK様より戴きましたレポートを紹介させていただきます。

熱心なJAZZレコードファンで、ご自身でもドラムスを演奏されます。

ご使用の外付けMC昇圧トランスは オルトフォン SPU T1または、T10 又は、デノンAU 320です。あとは、マランツPH1内蔵トランスです。
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〜評価第一報

先ずは、聴いてみました。

EMT/HSD6+SME/3012R+武蔵野譜音DCサーボヘッドアンプ&専用定電圧電源部+マランツPH1 EQアンプ+マッキンC42の接続です。 スピーカーはJBL4344使用。

ビル・エヴァンス・WALTZ FOR DEBBYではライブハウスのざわめきが今まで以上に空気感がでてきて、アルコールやたばこの香りがして来そうなくらい生々しくなり、ベースのスコットラファロの弦が弾けて、

4344から,俗にいう、”ブルルン、ブルルン”が出て、ミヤコさんがおっしゃる空気の動きを感じました。凄いです。

DCヘッドアンプを使って一番最初に感じたのは、出力レベルが既設MCトランスの出力レベルとは、はるかに違いがあります。マッキンの主力ワット数の%表示が10程違いました。それほどの音圧がありました。

キース・ジャレットのは、ケルンの会場が見えた気がし、今まで以上にステージ床の響きを感じました。ピアノの音も深みが出、本当に美しいサウンドです。

ジョニーグリフィンのテナーサックスでは管から出て来るようなサウンドはいままで再現していましたが管の奥が見えると言うか、管の奥から音が出て来るように変わりました。当然プレイヤーがサックスを動かしながら吹いている様にゾクゾクです。

ドラムのフィリー・ジョーのブラシワイヤーがミニシンバルに纏わるように、針金一本一本が判るような位生々しく,又久しぶりにシンバル全体そのものの揺れる様を感じることが出来ました。素晴らしい!

シズル付きのシンバルが耳障りにならず、ピアニッシモから徐々に出て来るシンバルの鳴り出す様子が再現されてます。

レイ・ブラウンのベースも、衣擦れやうめき声に、まだプラスして本当に小さなため息までが聴こえる!

ドラムセットのスネア、小TOM、大TOMの定位が実際のセットと同じような位置に再現定位されていて、奥域感に、穏やかであり、優しくも有、それでいてジャズの熱さを失わず、それどころか生々しくなった分、もっと音楽が熱く感じられ、何の違和感も感じず、何時間も連続で聴きこんでしまいました。

鳴り方が自然だからでしょうね!音溝に入っている音源をそのまま針が引き上げてきて、色づけせずに鳴らしてくれているのが良く判りました。

本当に感動しました。
これは私一人で聴いているのがもったいない。
これなら自信持って、”最高の音・音楽に仕上がったで!!!”と、友人を聴きに来させることができます。

試聴させていただきまして有難うございます。

先ずは、報告させていただきます。

〜評価第二報

マッキンEQの方はこれまで、全体の音が好きなアンプの割に、フォノEQはそんなにいい音とは感じなかったのですが、このヘッドアンプ電源アンプの下にモスクワッドのインシュレーターをはさみ、ラックの振動を遮断して驚きました。

マッキンのEQて、なんてしなやかで、厚みが有って、奥域も有り美しい音色なんでしょう。

C42を買ってから今まで、C42のEQ部にはあまり感心せず、マランツのEQアンプで感動していましたが、今日は本当に驚きました。

試聴機、有難うございます。これでも決定です。購入させていただきます。
明日中に試聴機を返送できるように準備して、あさってにはお手元に無事お届けできるようにいたします。

〜評価第三報

昨夜、インシュレーターを咬ませて、聴いたときのマッキンEQは美しい高域音色を奏でていましたが、本日、再度聴きなおしましたら、マッキンはやはりインシュレーターを外した方が、本来のヘッドアンプ音が、マッキンEQ音を図太く、それでいて高域も美しいサウンドを出させます。これが正解でした。
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長野県茅野市 SY様より戴きましたレポートを紹介させていただきます。

セイコーエプソンOBで、寺垣プレヤー、自作真空管アンプ、WE系スピーカーシステムで構成された再生装置でお楽しみです。

〜評価第一報

ムサシノフォン様

いつもお世話になっております。今日の試聴の為、今朝の3時頃からレコードクリーニング・トンアーム内配線の端子クリーニングをし、準備をしておりました。

荷物を受け取り、セットアップを済ませ、ムサシノフォン丸針改造アルニコ磁力UP品)で試聴をスタートしました。

試聴結果は、
 レコード VERVE-MG VS^6086 180g重量版・・・再発です。 
 曲目は、

 1.Blues for Yolanda
 2.t never enterred my mind
 3.La rosita
 4.You'd be so nice to come home to
 5.Prisoner of love
 6.Tangerine
 7.Shine on harvest moon
 の七曲。
テナーサックスがコールマン・ホーキンス&ベン・ウエブスター
ドラムスがアルヴィン・ストーラー
ギター ハーベリス
ベースはレイ・ブラウン
ピアノはオスカー・ピーターソン

演奏での聴き所はさておき。音質上の聴き所をサラリと紹介。ホーキンスとウエブスターのサックス演奏の違い・リードの削り方を含めサックスの年式の違いを聞き分けれれば良いですね。

エネルギッシュなホーキンスvs熱情的なウエブの部分です!!QUINTET・SIX DUETSの演奏時のハーモニー・バランスの良さ、レイとピーターソンは後にエド・シグベン(ドラムス)を加えピーターソン・トリオとして名演奏・名録音を沢山残しています。今回のレイも中々良い技巧で演奏をしていますが、トランス昇圧とヘッドアンプ昇圧方式の違いを是非聞き比べてみて下さい。

私の所の装置ではなかなかピッチが表現出来ずに長い事苦労しましたが、何とヘッドアンプで悩み解消が出来ました・・・高いけど(まあ、トランスの方が高いか)欲しい!!
ピアのとギターは語らずとも美しい音色で鳴っています。ピアノとギターは語らずとも美しい音色で鳴っています。

追伸::

さて試聴結果です、何ともBASS 3本+フルオーケストラの構成です。

BASSは、JEFF CAYTON(レイ・ブラウンの弟子)とFREDDIE GREENと
JEFF HAMILTONです。BASS 3本がメロディラインとサポート役で演奏がされますが、何ともすさましい演奏の中で、ちゃんと再生が難しいサポートサイドのピッチがちゃんと再生出来るかに、このレコードの真価が問われます。

こういう私も、トランス昇圧では中々このレコードの真価が分からない
時間を(無駄に)過ごしました。

今回ヘッドアンプを試聴させて貰える機会を得まして、3本BASSに挑戦をした所、何と楽々クリアーされてしまい、腰が抜けるのとは反対に拍子抜けをしてしまいました。

・・・このヘッドアンプと同レベルのトランスは、探しても無いと思いますし、JAZZレコード愛好家にはすばらしい朗報で有る事は間違い有りません。

当然 3本BASSが主体で演奏は進みますが時としてフルオーケストラの演奏が入り込みますが、何とも騒々しく無いのです。これも不思議と言えば不思議ですよね。

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〜評価第二報

レコード:PETER,POUL & MARY
WARNER BROS WS1449


フォークソング時代の、女性がメインVo.のトリオ編成グループのPERTER,POUL &
MARRYです。

私の若かりし時代に、ハスキーボイスのMARRYのトリオを聞いた時には、何とすぐに虜になり、EPレコードを買いあさった事を思い出します。今回の試聴はなんとLP盤です。

これは、今まで聞いていた2階後部座席で聞いた音とは違い、なんと1階のスペシャル
座席に移ってしまいました。顔をほぼ等身大で見える様です。好きだったハーモニーの完全に再現しています。
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〜評価第三報

レコード:浅川マキ LIVE
EXPRESS(東芝製) ETP 8167

私の好きなマキさん、若い時(’71年新宿紀伊国屋ホール)、ハスキーだがまだまだ酒焼けしていない艶のある声質がうまく再現されています。

基本的には、『つのだ・ヒロ』とのデュエットにバックの『今田勝 ピアノ』『稲葉国光ベース』『市原宏祐 フルート・テナーサックス』が絡み合う編成です。

聴き所と音質確認の抑え所は、LIVE感はもとよりマキさんの声質が時間を経過すればするほどゾクゾクとしてくる所です。

後は、ずっとエレキベースを使っていた国光さんがWOOD BASSに持ち替えて素晴らしいピッチを刻む所です。

全体を通じても生ギターで素晴らしい音を出しつつける『つのだ・ヒロ』の良い音だ事。

これを全部再現出来る、御社改良(磁力UP含)のMCカートリッジ+ヘッドアンプには感服致しました!!
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鹿児島市 K様より戴きましたレポートを紹介させていただきます。

ご所有の装置は、金田式DCアンプ・マルチチャンネル方式、エール音響ホーン・マルチウェイ。

  ウーファーは、TAD1601 ×4と、スーパーウーハーEV30W×1

   MCは、IKEDA 9P 、 武蔵野譜音 黄金虫   です。

 ヘッドアンプは金曜日に無事届きました。昨日は急用が入ってしまいあまり聴けなかったのですが、金曜、本日と聴いてみての感想です。

先に結論から申し上げますと購入を検討したいと思っております。

 まずデザインに関してですが、必要以上に飾り立てることなく、かと言ってフロントの和紙(ワガミ)やレタリングの文字等「デザインは無視」というわけでもなく、しかもアンプに伝統和紙(ワガミ)というのは非常に面白いアイディアでありながらそれを全面に貼り付けるのではなくフロントのみというところが絶妙で日本人的侘び寂びを感じさせてくれました。

またその周囲の灰色っぽい樹脂製(注:樹脂ではなくメタル)のケースも、この価格帯だとインテリア性を重視するも素材にこだわれないためにただただチープな感じに収まってしまうものが多く、そのチープさを回避するに安易な黒か白に逃げてしまうというのが王道である中、このケースの雰囲気は職業柄医療機器を連想致しましたが、オーディオ機器なのに心電図でも測れそうなくらい(笑)、

「機械」、そして「性能」という点が前面に押し出されている感じがして、樹脂製(注:樹脂に見えますがスチール製です)でありながら金ピカに飾り立てた機器より遥かに高性能に思えます。それでいて完全には医療機器にはならずに、フロントはオーディオ機器の中でも並外れておしゃれで、デザインだけでオーディオ界に三石くらい投じていると思います。

長くなってしまいましたが、肝心の音に関しては最初繋いで音を出した時の印象は「アレ?変わっていない…」でした。考えてみればカートリッジやフォノイコは音を「生み出す」ものであるのに対し、ヘッドアンプや電源というのは増幅ですが、どちらかというと音を「整える」というのが仕事です。

このヘッドアンプは例えるなら「どんな素材でも最高に美味しく調理する料理人」という感じです。赤身の肉はどうやっても霜降りの肉になることはないですが、赤身の肉をまるで霜降りの肉のように柔らかく美味しくすることなら一流の料理人であれば可能です。

 具体的に言うと基本的にはもともとのシステムの音のバランスや解像度はそのままで全体的ないわゆるスピード感が大幅にアップします。その結果一般に「低音は遅れる」と言われますが、特に低音が速くなり、躍動するようになり、同時に解像度が上がったように聴こえるようになります。

私的には「躍動する低域」というのがこのヘッドアンプの印象です。「低音」ではなく「低域」つまり低音楽器だけではなくブラス等の高音楽器の倍音成分も含む全ての低域が力強く押し出されます。

これまで音量を上げるとモゴモゴとしか聴こえなかった、当方のシステムのTAD16014発と、スーパーウーハーEV30W1発から成る低域がはっきりと形を持ちまるで生き物のようにうねるようになっています。

これまでは音量を上げると、いわゆる「低域の締まり」がなくなっていたのが、音を上げても全く締まりが失われません。

また音域の性質上どうしても不自然に浮き立ちがちなトランペットやトライアングル、タンバリンなども「その楽器の倍音成分+楽器がなることによって共鳴する部屋の響き」という低域成分が遅れないせいか、音場の中に自然に溶け込んでなるようになります。

 これまで「整える」系の機器というのをあまり経験していなかったため表現が難しいですが、上記をまとめると「システムの元の音は変わらずに低域が躍動するようになる」という感じです。

これまでつかっていたフォノイコに戻して聴いたりもしてみましたが、もう戻れなそうです。

〜追伸〜 [ ]内は補足のために加筆

 
TAD1601を導入したのは低域に重さがほしいと思ったからで、軽いコーンで有名なエールとは正反対の重いコーンの1601ですが、[DCパワーアンプの]クラウンPSA-2なら駆動し切れていると思っておりました。

実際「重さ」というのは十分に表現できており、普通はそれで満足するのでしょうが、まさか[武蔵野フォンDCサーボ方式ヘッドアンプの導入で]この重量感を保ったまま低域が躍動するとは思っておりませんでした。

これが[武蔵野フォンDCサーボ方式ヘッドアンプの]「風圧」なのですね。エールのウーファーは「軽い低音」と表現されるように、解像度が高く躍動はしているのですが、重量感に欠けるという点が不満でした。

しかし、ソルフェージュの導入により1601でもかなりの解像度と躍動感が得られたので交換に踏み切ったのですが、まだまだでしたね。

イメージとしては数10tのダンプカーのような重量と巨大さを持っているものが、完全に止まった状態から突然リニアモーターカーのような高速で動きだし、それがまた突然完全に停止したり、リニアモーターカーのような速度で前進したと思ったら突然同じスピードで後退し、また前進し…という現代の科学ではまだ作れないような乗り物の感じのする低域です。

今ヘッドアンプなしでスティーヴ・ウィンウッドとSTUFFを聴いておりますが、やはりヘッドアンプなしでは低域が止まっております。例えは悪いですが、ヘッドアンプの音はまさに麻薬のような感じです。AS◎◎氏ではないですが(笑)、一度体験するとやめられないですね。

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長野県茅野市 S様より戴きましたレポートを紹介させていただきます。

今回取り付けも無事故で出来、エージングも終了しました。
先ずは試聴結果について報告致します。

音質は言うに及ばず、一番大切で非常に難しい『音楽が聞ける』事に驚かされます!!
低域は貴社HP上で書かれている風圧を感じる事だけに及ばず見事なまでに時間軸の表現が出来ています。

中域は、しっかりとした低域をベースとして各楽器の持つ自然な音質を醸し出している様です。

高域は、低域・中域に支えられ絹の様な音質となり細かなニュアンスを付け加えていますね。

この様な総合的な音質は、『DCヘッドアンプ』+『黄金虫』の相乗効果と思われます。
現在の所、どちらが欠けてもこの様な音質にはならないと思われますし、音楽を聴くには不可欠の道具で
あると思っています。
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鹿児島市 K様より戴きましたレポートを紹介させていただきます。

(YLホーンを中心としたマルチCH/マルチWay+金田式DCプリ+DCパワー)

武蔵野ハイファイ 様

 ヘッドアンプは昨日無事届きました。まあやはり目の前にすると我慢できずにセットしてしまいましたが(おかげで今日はかなり寝不足です)、前回の試作品とはまた違った印象でよりブラッシュアップされている感じがしました。

前回は特に低域が目立ちましたが、今回は低域のみならず中域・高域も洗練されていて、ビートルズを聴きましたが、録音が古いこともあって以前聴いたクラングフィルムの圧倒的な音とヴィンテージ感を思い出しました。

時間がなかったのでもう一枚だけ現代的サウンドのものとしてスティーブ・ウィンウッドのアーク・オブ・ア・ダイバー(81年ですが)を聴くと、こちらはヴィンテージ感は全くなく、ワイドレンジで反応の速い、いわゆるHiFiな音が出ておりました。

 まだまだ本領を発揮するには色々と調整が必要でしょうが、昨日ちょっとだけ聴いて感じたのは全帯域に渡る圧倒的な音「質」の向上です。

具体的に言うとこれまでは中域や低域は上げ過ぎると音がぼやけてしまうので、高域をかなり上げて、そうすると低域が薄くなるので低域も上げて…

つまりいわゆるドンシャリな設定になってしまっていたのですが、今回のものは中域・低域を上げても音が全くぼやけず、高域も大して上げていなくてもはっきりと伸び切っており、

これまでは「調整」と言うとそれぞれの帯域のボロを別の帯域でカバーして、出来るだけボロが目立たないようにする(その結果ドンシャリに)という感じだったのですが、このヘッドアンプで鳴らすとどの帯域にもボロがないので、好きなように音作りが出来るようになりそうです。

これまでの「調整」マイナスの状態からゼロに持っていくという感じだったのに対し、今回はプラスの状態からゼロに戻していくという感じです。
 
 週末にまたじっくりと追い込んでいこうと思いますが、とりあえず到着の御報告だけさせて頂きました。また週明け頃に連絡させて頂きます。大変素晴らし製品をどうもありがとうございました。
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〜大阪・豊中市 AK様のレポート

MCヘッドアンプ、武蔵野譜音電源コードが毎日、本当にエージングが行きわたるように次々とかけるLPが、すべていいバランスで鳴り、ナマ生しく再現されてきています。

ビル・エバンスのLP、”WHAT’S NEW”なんかでは、ジェレミー・スタイグのフルートから唾が飛んでくるのでは、と思うぐらい眼前で吹き出した様が再現されました。

今までのEQアンプでは、色々なRCAコードを替えてみたり、インシュレーターを替えたりとやっても、この実存感は出なかったのに、小音量でも本当に生々しく再現され、驚きです。

あの有名なLP、ラムゼイ・ルイスの”THE IN CROWD”では、いきなりライブハウスの真ん中にいるような感覚に襲われた途端、あのび8ビートに合わせる拍手が耳元で聴こえます。

楽しくて楽しくて、昔、ジャズ喫茶でこのLPを、体を揺らしながら聴いた事を思い出しました。

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〜鹿児島 K様のレポート

ロック、ポップ、ジャズ、クラシック、歌謡曲、JPOP、テクノ、ワールドミュージック等様々なジャンルの、それぞれ既に1000回以上は聴いているリファレンスのLPを聴きましたが、どんなジャンル、どんな年代のものを聴いてもまるで初めて聴いたときのような感動と衝撃をもって聴けました。

 とにかく不思議な機器です。オーディオ機器の評価でよくある、解像度が上がったとか聴こえなかった音が聴こえるようになったとかではなく、非常に抽象的な表現になってしまいますが、印象をそのまま言葉にするならば、「音楽に命が宿った」という感じです。

スピーカーから再生される音楽が生き物になったような感じです。よく「音が音楽になる」という表現もありますが、それとも違うというかそれよりも上の段階です。「音が見える」ということもよく言われ実際に体験したこともありますが、それを超える「音と会話ができる」気がします。

さすがに本当に会話はしませんが(笑)。とにかくこのヘッドアンプの音は目の前に「音楽」という一つの生命体を出現させる感じが致します。盤面に刻まれた音をただ正確に再生した以上のものを感じます。

 物理の知識は皆無なのですが、私の知識では単なる増幅の機能しか持っていないはずのヘッドアンプでなぜこう変わるのか、非常に不思議です。
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