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※他社に技術提供するようになれば直売を完了しますので、ご注文お早めに！

最近は数種の開発に成功していますが、その中の最高級品です。　（都内北区のお客様より）

　　ホワイテスダイヤカンチレバー+SQX針+肉厚アルミボディ{内部の空気抜き構造}

　　　　　　　　　　　　　　　　　　サウンドレポート

このカートリッジを聞いた後、ほかのカートリッジを聞くと、まるで伸びたうどんのようにしか聞こえない。実に鮮烈な音がする。女性ボーカルを聴くと若々しく元気のある声がして気持ちよく聞こえる。妖艶な女性ボーカルの音楽表現が好きな人には不向きかもしれないが、小生は年齢相応に女性ボーカルを表現する本カートリッジが好きである。

ジャズの生々しさも特筆に値する。ドラム、シンバル、サックス、フルート、ピアノ、ハープそのすべてが生々しい。ライブ録音など、ホールの大きさ、奥行、高さ、拍手している人の数、1秒間に何回シンバルを叩いているのか、音楽という連立方程式を論理的に明確に展開していくような爽快感に浸れる。

立ち上がりも鋭いが、特に強調すべき点はその「立下り」の素速さであろう。いわゆる応答速度が高速なカートリッジであることに間違いないが、そのダンピングや立ち下がりが効いた、言ってみれば高速のスポーツカーを瞬時に停止させる（まるで慣性力を無視{急発進→急停車}した）ような音が眼前に展開される。ドラムはもとよりギターやハープ等の弦を弾（はじ）く音が{他社の製品のように、曖昧漠然と肥大せず}{本品は}コンパクト（原寸大）で滲（にじ）みのない音に聞こえる。

本カートリッジを購入後3日間しか聞いていないので室内楽やシンフォニーはまだ聞いていないが恐らく申し分のない鳴り方をするはずである。と言うのも、これらのジャンルは音楽の空間表現ができないと気持ちの良い鳴り方がしないが、このカートリッジの空間表現は他の良く調整されたカートリッジと同等の空間表現を持っている、特に気づいたことは横の広がりが大きいことである。この空間表現であれば室内楽やシンフォニーも十分になると判断した。

唯一の欠点は、あまり克明にレコードの情報をピックアップするので官能的というより論理的な、悪く言うと理屈っぽい鳴り方がする。ここまで言うといわば音楽の佇まいといった個人の趣味性に深く立ち入る話になる。小生はこのカートリッジを初めて聞いたのはホーンスピーカを真空管プリアンプとトランジスタパワーアンプで駆動しているシステムであり実に堪能的な音をしておりこの音が長い間気になっており、今回購入したが、先ほど「理屈っぽい鳴り方」がすると記載したが合わせるシステムによってはいかようにも変わることと思われる。

小生が所有しているスペクトラルのプリアンプはかなり老朽化しており、来年あたり真空管のプリアンプの購入を予定しているが、このカートリッジがどのような佇まいで音楽を鳴らすのかが今から楽しみである。

追伸；クラシック系を聴きました。素晴らしいです。低域が強化されると空間表現が良く出てとてもexcellentです。
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むさしのふぉん舎主からのワンポイントアドバイス；中低域・低域にバランスした●●社の昇圧トランスだと、官能的なサウンドも含めて得られます。